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湖畔の城 a lakeside castle

城の姿を隠していた雲が晴れたばかりの初夏の午後。今は住む人もいない静かな城。水のせせらぎと長く鳴く鳥の声がうつくしい。時を忘れて湖畔にたたずむと城が何かを語ろうとしているように思います。昔住んでいた人々のことなのか、湖で起きた自然のドラマのことなのか、それともわたしのことを聞きたいのだろうか? 耳を澄ましても何も聞こえてこないので、仕方なく心の中で自分の話をはじめると、城の声が聞こえてきます。わたしが出しているこたえが正しいことをそっと教えてくれるのです。

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